ある日突然その日はやってきた-双極性障害ボクの病状備忘録-
入院してから一週間ほどが過ぎ、その日は突然やってきました。
隔離病棟に閉じ込められて、しかも、僕はかなりしでかしてしまったので隔離病棟からはもうずっと出れないものと諦めてしまってました。
『今日から大部屋に移りましょう』
いつも担当してくれてるH先生ではない先生が突然僕にそう言ってくれたのです。
H先生じゃなかったこともありにわかに信じられませんでしたが看護師の方が片付けの指示や大部屋への案内をしてくれたので、あっ、本当に僕は今日から大部屋に移動することになったんだなと理解することができました。
大部屋へ行く途中、やはり幾つもの金属製の扉を通り抜けないといけません。
50m(?)ほど歩くと一つの大部屋に案内されました。
大部屋にはベッドが6つありました。
あとで知った話ですがこの病院には大部屋、個室を含めて50床弱あるそうです。
大部屋に変わったからといって生活の何かが変わるわけではありません。
病院の一日
因みに一日の流れはだいたい下記の通りです。
6:00 起床
7:00 朝食
8:00〜9:00 回診
12:00 昼食
15:00 フロ(2日に一度)
18:00 夕食
21:00 消灯
この日は昼食以降に大部屋に移動したので、18:00の夕食まで特に何もないので横になって寝ることにしました。
大部屋でたくさんの人がいるのでそれなりに生活音はしましたが個室のときのような、呟きや鳴き声、叫び声ではなかったので久々にぐっすりと寝ることができました。
18:00アナウンスがなり、食堂に集まるように言われました。
既に食堂には大勢の人が集まってました。
まさに老若男女といった具合です。
ぱっと見、十代から八十代の男女が食堂に集まってました。
食事はいつもどおり食欲がそそられないものばかりです。
自分の名前が書かれた札がおいてあるトレーを見つけ出し、適当に空いてる席で食事をとります。
こうやって他人と一緒に食事をするなんてどれくらいぶりだろう。
食事の内容ですが多少の変化はあるものの、だいたい似たり寄ったりです。
ご飯、サカナ、なんだかよく分からない和え物、くだものという具合です。
バランスは良いのでしょうが正直言って美味しくはなかったです。
食後部屋に戻って30分ほどしたらお薬タイムです。
人によっても処方されてるものや飲むタイミングなどは違うので必ずしも食後にお薬タイムかというわけではないのですがほとんどの方がそうみたいです。
薬はやはり飲むまでは看護師さんは目を離してくれません。
それほどまでに薬を飲むということは大切なようです。
▶︎続く